●ブランクキーにシルバーニッケルの無垢材料使用についての詳細情報
BENZ・BMW・VW・AUDI・VOLVO・トヨタ・ホンダの内溝キーなど

標準ブランクキーの材質は、真ちゅう(黄銅とも言います。詳細は下記参照。)です。その表面がニッケルめっきされています。
これは、当社のものだけではなく、有名なイタリアのSILCAのブランクキーも同様です。(一部違うものもあります。)
ブランクキーをカットすると、カット面は真ちゅうがむき出しになり、削りたてはきれいですが、やがて表面が酸化して、艶が落ち、黄色くなってきます。
ちょうど10円硬貨と500円硬貨のような違いです。
BENZ・BMW・VW・AUDI・VOLVOの内溝キーは、カット面が広いため、真ちゅうの露出部分が多く、欠点が顕著に目立ちます。
当社では、外溝につきましては、シルバーニッケルをご用意していません。理由は、カットしても内溝と違い、切り落としになるため、端面だけ真ちゅう部分が露出するだけで、ほとんど見た目に影響が出ないからです。
シルバーニッケルの無垢材料使用の効果を整理してみました。
1.半永久的に光沢が保たれ、非常にきれいです。
2.見た目も、ほぼ純正キーと同様です。
3.耐久性が向上します。
是非、シルバーニッケルの無垢材料を使用されることをお奨めいたします。

真ちゅう(真鍮)とは?
銅(Cu)に亜鉛(Zn)を30%から40%含有させた合金を特に真ちゅう(黄銅)といいます。
その中で最もポピュラーなものが、6/4黄銅(C2801)です。
これはCu60%に対しZn40%が含まれており、その比率からこういう呼び名が付いています。


シルバーニッケルの無垢材料を使用する、しないの違い
シルバーニッケルの無垢材料を使用する、しないの違い
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※ 写真右のシルバーニッケルの無垢材料を使用し、約2年使用したものです。
  カットしたときとほとんど変わっていません。左はカットして使用せずに約1年
  経過したものです。使用するともっと黒ずんできます。
※ 右キーのサンプル写真は、一部モザイク処理をしています。